特定看護師のこれから

2018-07-17

在宅医療やチーム医療において大きな役割を担う「特定看護師」とは、診療の一部ができる看護師のこと。「特定能力認証」を受けるためには、5年以上の実務経験があり、厚労省のカリキュラムを受けて国の試験に合格するなどの要件を満たす必要がある。特定看護師は医師が作成した手順書に沿って、特定看護行為を行うことができるのである。そのような特定看護師が、特定行為研修で得たことをその後も覚えておくためのサポートを行う「日本特定看護協会」を設立する方針を、日本慢性期医療協会が明らかにしている。

研修フォローアップ体制の充実

主なサポートとしては、特定行為研修を修了した後の研修などのフォローアップ体制だ。研修修了後に特定行為業務を行わないことで、その内容を忘れてしまわないように、継続的な支援を実施する。日慢協が中心となり、厚労省の看護課や日本看護協会とも今後連携を取りながら、特定看護師のレベルを上げていく方針。

特定看護師の活躍の場について

特定看護師はICUなどの急性期医療よりも、慢性期医療や在宅医療にこそ必要とされている。訪問看護ステーションの訪問看護師が在宅に行って様々な処置ができれば、在宅の需要が高まる将来とても役立つことだろう。特定看護師のレベルアップ次第では、諸外国のようにある一定の基準を満たし、適当な分野については特定看護師にある程度任せるというような制度改正が行われる可能性も少なくはない。

団塊の世代が75歳を超えて後期高齢者となり、国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という、人類が経験したことのない「超・超高齢社会」を迎えるという、いわゆる2025年問題。特定看護師は任せられる仕事内容の幅が広いことから、2025年に向けて現場からのニーズが高まると予測されている。タイムリーな医療を提供できる人材の育成に、日本特定看護師協会のフォロー体制が期待される。

キャリアアドバイザー 渡辺

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