有料老人ホームで働く
有料老人ホームは、民間企業や団体が運営する施設です。利用者は原則65歳以上で、施設によってさまざまではありますが、24時間医師や看護師が常駐している場合や、何かあった時のみ医療施設と連携する場合もあります。
ここでの看護師の役割は「利用者の健康管理をすること」です。一人ひとりの体調管理、運動管理、服薬管理や、点滴や吸痰などの基本的な看護ケアを行います。利用者が健康に関する不安を抱いている場合、相談に乗ったり指導することもあります。
また、看護師は利用者の体調を見て介護士が予定しているケアを行って良いか判断をしたり、医師や薬剤師との連携を取る必要もあります。
メリット |
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デメリット |
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特別養護老人ホーム(特養)で働く
特別養護老人ホームは、原則65歳以上で要介護3以上の認定を受けている、比較的重度の利用者が多い施設です。
ここでの看護師の仕事は、利用者の方の健康管理、医療行為(胃瘻管理や経管栄養の管理等)、口腔ケア、カルテの記入等です。医師が常駐していないことも多く、看護師が見立てをする機会が多いのも特徴です。食事や排せつの介助などは施設にも寄りますが、専門の介護スタッフが行う場合が多いです。
メリット |
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デメリット |
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介護老人保健施設(老健)で働く
介護老人保健施設は、在宅復帰を目指す施設です。要介護度も低く、利用者の病状は比較的安定しています。しかし急変することもあるため、看護師は注意深く観察し小さな変化にも気づくことが求められます。常勤の医師を1名以上配置することが義務付けられており、看護師の数も比較的多いのが特徴です。
ここでの看護師の主な業務は、バイタルチェックや、医療行為、服薬管理、利用者の健康状態や経過観察の報告等です。
メリット |
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残業はあまり多くない
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デメリット |
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キャリアアドバイザー 遠藤