喫煙の危険性 「たばこは薬物?」

2018-06-28

日本禁煙学会は、WHO(世界保健機関)、厚生労働省などのデータと共に「たばこは薬物である」とし、覚せい剤よりも強い依存があると発表している。また、とある実験では、喫煙者に様々な画像を見せて、脳が何に一番興奮するかを測定したところ、お金や家族の写真よりも、まさかのたばこだったのだ。驚きや悲しさを感じると同時に、改めてたばこに対する依存性の強さに愕然とさせられる。

覚せい剤を上回る依存性

WHOは、現喫煙者の実に70%がニコチン依存症であると発表している。たばこの主成分であるにニコチンは依存性薬物であり、アヘンや大麻などと同様に依存度が高い。日本禁煙学会によると、たばこの依存度は「コカイン・ヘロインに次ぎ、アルコール・覚せい剤を上回る」とのこと。「たばこは薬物」という認識をHP上で公表している。ヘロインは最も依存性や強い中毒性があり、常用すると死に至る危険な薬物である。たばこはヘロインに劣らないほどの依存性や毒性があるのだ。

日本人の健康寿命を縮める大きな原因

日本禁煙学会は、日本人の健康寿命を縮めている最も大きな原因の一つとしてたばこを挙げている。日本において、受動喫煙による死亡者数は年間15,000人以上と推測しており、この数は交通事故の死者数の3倍以上である。また、英国医学雑誌「BMJ」に掲載された長期追跡調査の結果によると、日本人でも喫煙習慣により平均10年は寿命が縮み、死亡率は2倍になるとのこと。たばこによる犠牲者数を抜本的に減らすためには、ニコチン依存症を克服して禁煙を達成することが必要である。

精神保健研究所では、関係機関職員を対象に、薬物依存症の治療に必要な知識や、患者の家族に対する援助技術の向上を図るための研修を行っている。国内外の薬物乱用・依存をめぐる情勢を考慮すると、我が国の精神医療、精神保健の中での薬物依存問題はますます重要性を増していると考えられるため、興味のある方は参加してみてはいかがだろうか。

キャリアアドバイザー 河野

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