看護師の失敗しない退職方法を伝授!知っておくべき円満退職の秘訣について

この記事では看護師の退職と転職に関する際の悩み事などを紹介していきます。
退職をするとなると上司への相談が気まずかったり、引き止められたりなどの辞めづらさがあり、退職することを踏み留まることもあるでしょう。
そんな悩みに対してどのようにしていけばうまく上司との話し合いをして、円満に退職をできるかを紹介していきます。

1.看護師の退職事情

 実際に看護師はどのくらいの人が退職をしているのでしょうか?退職には様々あり、勤務先に定められている定年まで働いてからの退職もありますが、転職を機に退職という人もかなり多くいます。

 実際に転職を機に退職する人はどのくらいいて、何回目から回数が多いと思われるようになるのでしょうか?看護師の全体の7割は必ず1回は転職を経験するといわれています。また、年齢によっても退職の回数は異なりますが、20歳代で2回転職を経験していると、採用担当者には多いと思われてしまうことが多いようです。

 では、看護師が退職する際の理由はどういったものがあるのか次に紹介していこうと思います。

 

2.看護師の退職理由ランキング

 看護師が退職を考えるときの理由は以下のようなランキングになっています。

 看護師は圧倒的に女性が多い職業ということもあり、上位はライフイベントに伴うものが多くなっています。また、3位以降は勤務先に関する悩みがランクインしているのが特徴です。

1位 出産・育児
2位 結婚
3位 他施設への興味
4位 人間関係の悩み
5位 通勤時間が長い

1位の出産・育児、2位の結婚といったライフイベントによる退職は上司にも話をしやすいものです。人生は仕事だけが全てではなく、タイミングもあり避けられないものでもあるため、退職もしやすい理由です。

3位の他施設への興味も退職の理由としては比較的伝えやすい内容になります。一定の年数を働いていると新たに学びたいと思う領域もあると思います。この場合は、現在の職場に不満があるわけではないと思うのでポジティブな退職として受けてもらえます。

4位の人間関係の悩み、5位の通勤時間が長いという理由は少し上司には伝えづらく、退職しづらい内容となります。退職の前に一度上司や先輩と相談をして解決策がないかを相談することとなります。そのため、退職をしたいと思っても少し時間差が生じてしまい、退職までがスムーズに進められないかもしれません。

 

3.退職の流れをステップごとに解説!

ここまでは看護師の労働状況や退職理由を紹介してきました。次に実際に退職するまでの流れを段階ごとに解説していきます。一度状況を整理してみて、考えながら読んでいきましょう。

 STEP1就業規則の確認

 STEP2退職の意思を伝える

 STEP3退職日の調整

 STEP4退職届の提出

 STEP5仕事の引き継ぎ

 

 STEP1.就業規則の確認

退職したいと思った時には、まず初めに就業規則を確認しましょう。法律上は14日前までに退職の意思を示せば問題ないとなっていますが、遅くとも退職希望日の1か月前に申し出をすることが一般的です。しかし、施設によってはシフトや人員の調節の関係で、就業規則内に「退職の2ケ月前」までに意思を伝えると明記されているケースも少なくありません。そのため、初めに就業規則を確認して退職までにかかる最低の期間をきっちりと確認してから退職の準備を始めるようにしましょう。

 

 STEP2.退職の意思を伝える

就業規則の規定を確認したうえで、退職したい旨を直属の上司(看護師長・看護部長など)に伝えましょう。

上司へ退職の意思を伝える際は伝えづらいかと思います。退職の話をする際は少し立て込んだ状況となることも予想されるため、繁忙期を避けたり、上司に少しゆとりがあるタイミングで話をするようにしましょう。忙しすぎるときに話をしても、「今はバタバタしているからまた後にして」と言われて流されるケースも多々あります。

定期的に意思調査がある病院では、できるだけその機会に伝えるのが良いです。また、転職先の施設が決まっている場合は、できるだけ早く上司に伝えたほうが問題も起きにくくなるでしょう。

 

 STEP3.退職日の調整

 転職先が決まっている場合は、それを含めてしっかり退職希望日を伝えるようにしましょう。

転職先を探していく場合は、上司と相談をしつつ具体的な退職日を調整するようにします。こちらの希望を伝えつつ、担当業務の引継ぎ、有給休暇の消化、職員の人員の調整などを考慮して決まるようになります。上司との面談をする中で、退職を引き留めてくることや退職日を引き延ばしたりなどで辞めるのが先延ばしにされていくこともあります。そうならないためにも、退職の意思と退職日の希望はきっちりと話し合うようにしましょう。

 

STEP4.退職届の提出

現在の職場のルールに則って退職届を書いて提出します。

退職の理由は、個人都合とすることが一般的です。退職理由が上司であったり、職場の環境などが理由であったとしても個人の都合ということにして、退職届を作成するようにします。

退職届の詳しい書き方や、見本について詳細に書いてある記事はこちらです。

 

 STEP5.仕事の引き継ぎ

担当している業務や役割、病院内での委員会や担当などの仕事もきっちりと退職日まではこなすようにしましょう。必要に応じて引継ぎ資料を作成したり、後任となるスタッフへの教育や指導をして退職後も仕事に滞りが起きないようにします。

退職するからと言って仕事をただするだけではなく、退職した後のことも考えて働くようにしましょう。

 

4.退職理由の上手な伝え方

退職理由を伝えるときに、どのように伝えればいいか悩むと思います。上司に退職理由を伝える際に上手に伝える方法について解説していきます。

 

 強い退職の意思があることを伝える

退職の伝えるときに一番大事なポイントは、「退職の意思が強い」「引き止めに応じる気がない」と相手に思わせることです。引き止められることは前提としておき、「引き止めをしてくれるのはありがたいが、退職の意思は変わらない」と伝えていくようにしましょう。

上司も退職を伝えられることは慣れており、退職を防ぐために様々な手段で引き止めの策を打ってくるでしょう。上司を理屈で納得してもらう必要もありますが、何を言われても揺るがない姿勢があることを見せ続けることが重要です。

こうすることで退職の話し合いを上司とする際にも、引き止めにあって長引くようなことも起きづらく、スムーズに退職までの流れについても話し合うことができるようになります。

 

 退職の引き留めをしにくい理由を伝える

退職を引き留めづらい理由は様々あります。職場の雰囲気や人間関係、給与などの待遇面に関するようなネガティブな理由の場合、引き止めが長く続くケースがあるため、退職理由として伝えるのは不適切です。

実際の転職理由が前述のようなものだったとしても、できるだけ前向きで明確な言葉で伝えるようにしましょう。転職に至る理由は一つだけとは限らず、複数の理由が重なり合って退職に至るため、その中で上司に伝えやすく、かつ、前向きととらえてもらえるような理由を伝えるようにしましょう。

また、特にライフイベントによる退職は引き止めにあいづらいため、事実と少し異なっていても使う人がいますが、思わぬところから話が入ることもあるため、注意をして使うようにしましょう。

 

5.円満退職のポイント

退職をする上で揉め事や問題が起きて退職をすると、お互いに気分が悪く終わってしまいます。

お互いに良い気持ちで円満に退職するために、以下の対処方をしっかりおさえておきましょう。

 

 退職理由を明確にする

上司に相談する前に、まず自分自身の中で退職理由をきっちりと明確にしましょう。

理由が不明確な状態では上司も判断しかねたり引き留めたりと、説得されて辞められないことがあります。また、中途半端な気持ちで辞めようと言い始めただけと上司も思い、真剣に話に向き合ってもらえないこともあります。

スムーズに退職の手続きを進めていくためにも上司に相談をする前に、自分自身の中で退職に至った経緯や理由をきっちりと整理することで理由を明確にしましょう。そうすることで上司との話し合いの際も自分の言葉で理由を話せることもでき、退職をスムーズに進めていくことができます。

 

 退職するのは年度末や人事異動のタイミングがオススメ

円満退職をするには、タイミングの問題もあります。年度末や半期のタイミングなど人員の配置変更をする時期は、辞めた分の穴を埋める調整がしやすいです。年度末など人員の調製がしやすいタイミングだと仕事の引継ぎもしやすく、人員の不足を急場しのぎで補うということも起きなくてすみます。

また転職する場合であれば、転職先でも新年度となるため、一緒に研修を受けることができ、仕事を教えてもらいやすいです。また、転職先でも配置転換後ということもあるため、新しい人間関係もつくりやすいでしょう。

 

 辞めた先輩を参考にしよう

退職しようと思った際に、あなたがその部署などで初めてになるかと言えばそういうことはありません。

働いていた際に関わっていた先輩が辞めた場合は、その先輩に一度相談をしてみてもいいでしょう。

先輩は辞めるときに上司にどういった理由を伝えて、どんな話し合いをしたことで退職に至ったかを聞いてみるとよいでしょう。そうすることで円満な退職をどのように迎えたかを知ることができるかもしれません。

また先輩が転職を機に退職していた場合、転職先のことを聞いてみるのもおすすめです。現在の職場と比較していい点や悪い点を聞くことで、現在の職場が世間的にどうなのか、どういった点に気を付けて転職先を選ぶべきか、などのヒントを得られるかもしれませんよ。

 

6.退職届の書き方

  退職するとなったら、実際に退職届を書いて上司に提出する必要があります。退職届を出すタイミングは、上司に退職の意思を伝えて承認された後になります。

退職届は病院によって指定のフォーマットがある場合も多いため、指定のフォーマットがある場合はそれに従って書くようにしましょう。

ここからは退職届を書き方とポイントを説明していきます。

 

退職届の書き方

 退職届の形式や内容はある程度一般化されているため、内容を確認しながら書くようにしましょう。

 また、退職届は縦書きと横書きの2パターンがありますが、特に病院で指定がない場合は、どちらの形式で書いても問題ありません。

 作成する際は、手書き・wordのどちらを用いても構いません。手書きの場合はボールペンと白い便箋を使いましょう。サイズは、B5が一般的ですが、A4でも大丈夫です。

  

書き方のポイント

①書き出し

 私儀(わたくしぎ)と書く。

  

②退職理由

 自己都合による退職の場合は、「一身上の都合」を書く。

 業績不振による部署の閉鎖や早期退職などの会社都合で退職する場合は、その旨を退職の理由として書くようにしましょう。

 

③退職日

 退職日は上司と話し合って決めた日を書くようにしましょう。西暦で書いてもいいですが、他の書類などと合わせると良いです。

 

④文末

 上司と話し合い退職をすることになった場合は、退職することを報告するものとなるため「退職いたします」と書きましょう。

 

⑤届出年月日

 退職届を提出する日付を書きます。

 

⑥所属部署・氏名

 宛名より下の位置に、自分の所属と名前を記載して下に捺印をします。

 

⑦宛名

 病院における責任者へ向けて出すものとなるため、病院長宛になります。間違えても看護部長などにしないようにしましょう。自分の名前の位置よりも上に来るように書くことがポイントです。

 

7.退職代行ってどうなの?

 勤め先の病院によっては、強い引き留めや話し合いの時間を取ってもらえないなど、なかなか退職させてもらえないケースがあるようです。このようなケースでは看護師が心理的に追い詰められ、もやもやとした気持ちの中で働き続けなくてはいけないということもあります。最近では特に若い世代の看護師が苦労することが多くなっています。

このような退職をめぐるトラブル時に便利なのが、退職代行サービスです。

 費用が3万円ほどはかかりますが、なんといってもスムーズに退職をすることができるのがメリットです。有償で他人の法律事務を取り扱うため、弁護士法に触れる可能性があります。中にはこういった弁護士法を無視して、違法的な形で営業をしている会社もあるようなので、利用する際には注意が必要です。

 自分では退職を伝えられず、心理的につらく働き続けるのが厳しいなど、どうしても辞められない時は退職代行のサービスを使うことも検討してもいいでしょう。

8.退職は転職への第一歩!

 ここまで退職する際の流れやポイントを解説してきましたが、いかがでしょうか。

 医療業界は業界的にも狭いものがあるため、できる限り円満な形で退職する方が変な噂なども広がらずに済むでしょう。そのためには、普段から上司としっかりコミュニケーションをとっておくことも大切です。

 退職の理由にもよりますが、退職後は休職期間を設けて自由に過ごしてみてもいいですし、次の職場を探すべく、転職活動を行ってもいいと思います。

 次の職場を探す場合、退職前に動くこともありますが、退職後に動いてもいいと思います。その場合はブランクが少ない方が転職先の幅も広がりやすいため、転職サービスを使いつつ転職先を探してみるのがオススメです。

 少しでも今の職場への不安や退職、転職を考えている方はヤクマッチ看護師に相談してください!

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