【転職回数が多い看護師必見!】看護師が転職を繰り返す理由と転職を成功させる秘訣について

看護師は、他の職種に比べても転職を繰り返す人が多く、転職回数が10回以上という人も中にはいます。慣れた環境を手放して転職をするのは少なからず勇気がいることですが、なぜ看護師はすぐに辞めてしまうことが多いのでしょうか?本記事では、看護師が何回も転職する理由と、転職回数が多い看護師が転職を成功させる秘訣について解説していきます

1.看護師が転職を繰り返すのはなぜ?

まず、看護師が転職を繰り返す理由について、ランキングなども交えながらご紹介します。どの職種にも当てはまる理由が多いですが、看護師特有の内容もあり、転職を考えているあなたの現状にももしかしたら当てはまるかもしれません。

 

看護師の転職理由ランキング

 

順位

転職理由

1位

出産・育児のため

2位

結婚のため

3位

他施設への興味

※「看護職員就業状況等実態調査(平成22年度)」(厚生労働省医政局看護課)より

 

1位 出産・育児のため

看護師の転職理由で最も多かったのは「出産・育児のため」で、男女の割合でいうと女性が9割を超える看護師ならではの結果とも言えるでしょう。この理由は「現在就業していない看護師が直近の就業先を離職した理由」でも断トツの1位なので、出産を機に現在の職場を辞め、その後ブランク期間を経て、育児と両立できそうな職場に転職する人が多いようです。

子育てしながら働いている看護師さんはたくさんいるので、各種支援制度が整っていたり働き方の融通が利いたりする医療機関は多く、育児に対しても理解があります。「子育てと病棟勤務を両立させるのはキツイ…」と考える方は、介護施設や健診センターだと肉体的な負担が少なく働けるのでオススメです♪

 

2位 結婚のため

1位の出産・育児に続き、看護師の転職理由ランキングの2位も、代表的なライフイベントの1つである「結婚のため」です。結婚をすると新居に引っ越す人が多いですが、その場合に「今ままでより新住所に近く通いやすい職場に転職したい」となるわけですね。看護師の職場は、薬局や小売店のように同じ法人がいくつもの施設を運営しているケースが少ないので、距離的に通えなくなった場合は自然と転職せざるを得なくなります。

また、看護師の職場は夜勤があったり残業がとても多かったりと、ワークライフバランスがあまり良くない場合も多いので、結婚を機によりプライベートを充実させられるような職場に転職する方もいるようです。特に家事を自分がメインでしなければならない場合は、負担の軽い職場に転職したくなりますよね。

 

3位 他施設への興味

3位は「他施設への興味」です。看護師は在籍する施設によってまったく異なる専門性を身に付けられるので、1つの職場である程度スキルを固められると、他の施設に移ってみたくなる人はいるようです。特に、好奇心旺盛で勉強意欲のある人や、看護師としての自信がついて周囲を見る余裕が生まれている人などは、他施設への興味を理由に転職する傾向にあります。

「今までとは異なる経験を積みたい」「今の病院にはない診療科にチャレンジしたい」などといった意思は前向きな印象を与え、転職理由としても納得感があります。ですが、今いる職場でのスキルが中途半端なまま、単なる興味本位で他の施設へ転職をするのは、なるべく避けるようにしましょう。

 

 

転職を繰り返す看護師の特徴

①転職へのハードルが低い

看護師という専門性の高さ、看護の人手不足が多くの医療現場で長期に渡って叫ばれている現状などから、「自分はいつでも転職できる」と思っている看護師は多いようです。また、内定がたくさん出るなどして1~2回目の転職がスムーズにいくと、「転職って思ったよりも簡単」と、転職へのハードルが低くなる方も少なくありません。このような方が転職を繰り返す傾向にありますが、転職回数が多くなると以前のように上手くいくとは限らないので注意が必要です。

 

②好奇心旺盛

一口に看護師といっても、医療現場の中には様々な専門分野があるため、看護師は職場を変えることでその1つ1つを奥深く学び、それぞれ異なった専門性を身に付けることができます。そのため、「○○のスキルも身に付けたい」「看護師として色々な経験をしたい」といった、好奇心旺盛な方が転職を繰り返しがちです。好奇心旺盛なのはとても良いことで、そのまま転職理由や自己PRで面接官に伝えても問題ありませんが、中途半端なまま次の職場への転職を繰り返すことは避けるようにしましょう。

 

③転職する時の軸が定まっていない

「こんな仕事がしたい」「このような職場で働きたい」といった軸がしっかりしている方であれば、転職する際も目的がハッキリしているので、転職後に職場への不満などがあった場合でも、簡単にその環境を手放すことはあまりしないでしょう。一方転職するときの軸が定まっていない方の場合、何かマイナスを感じたら漠然と「より良い職場」を探してすぐに転職しようとしてしまう傾向があります。しかし理想をすべてを満たす職場は存在しないので、結果的に転職を繰り返すことになってしまいます。

 

④働き方に疑問を持てる

働き方は職場によって大きく異なりますが、特にまだ新人のうちは、他を知らないため「これが普通なのかな」と思いがちですよね。ですが、「残業が多すぎないか?」「サービス残業があるのって普通なのか?」と働き方に疑問を持てる方は、転職が視野に入りやすいです。自分で声を上げて働き方を良い方向に変えられたら一番良いですが、個人の努力ではどうにもならず心身に不調をきたしたりするようであれば、もっと働きやすい職場に転職した方が良いかもしれません。

 

 

2.転職回数が多いと抱かれやすい印象

転職回数が多いと、一般的にどのような印象を抱かれるのでしょうか?転職回数が多い看護師にとっては耳が痛いかもしれませんが、以下の内容を事前に把握し、面接の際に対策するようにしましょう!

 

忍耐力がなさそう

多様な経験やチャレンジ精神が評価されるアメリカなどとは異なり、日本では「1つのことを長く続ける」ことを良しとされる文化が根強く残っています。そのため転職回数が多いと、「1つのことを長く続けられない=忍耐力がない」といったマイナスイメージを持たれてしまうことが多いのが現状です。転職してきた事実は変えられないので、「○○という軸は一度もぶらさずに転職活動を行った」「職場は変わったが、その中で一貫したスキルを身に付けた」といったように、忍耐力に繋がる部分をアピールできると良いでしょう。

 

看護師スキルが足りないのではないか?

各職場の在籍期間が短いと、「今までにどれも中途半端な経験しかしておらず、看護師としてのスキルが足りないのではないか?」と思われてしまう可能性があります。特に、看護師歴が長く新人よりも高い給料を貰っているのにスキル面が追い付いていない印象の人は、面接官もあまり採りたがりません。転職回数が多い場合は、それぞれの在職期間が短くても、「その中で密度の濃い経験をして○○のスキルを身に付けたので、貴院では○○のように活かしたい」といったように、即戦力にもなることを伝えられると効果的です。

 

性格に難アリ!?

転職回数が多いと、「人間関係を上手く築けない人なのかもしれない」「飽き性なのではないか?」と、“性格に難アリ”といったレッテルを貼られてしまうことがあります。アメリカでは18歳~46歳の間に11回以上転職することが平均的というデータがあるため、転職回数が多いからといって性格に問題があるとは決して言えないのですが、新卒で入社した職場でずっと働く人が少なくない日本では、そのように誤解されたりもしてしまいます。看護師はチームで働くことが多いので、コミュニケーション能力や他職種連携のスキルがあることなどを伝え、面接官の不安を払拭するようにしましょう。

 

すぐに辞めてしまいそう

転職回数が多い人に対して、採用する側が一番懸念するのはこのことかもしれません。医療機関が看護師1人を採用するのにも多額の費用がかかるため、入職したからには長く働いて職場にたくさん貢献してもらわないと、経費の面に影響が出たり多方面から不満の声が上がったりします。また、入職したての人に対して、忙しい中で時間を割いて分からないことなどを教えていたのに一人前になる前に辞めてしまっては、現場にも負担がかかる一方ですよね。ただ、最初からすぐに辞めるつもりで転職活動する人はなかなかいないと思うので、長期的に働いて職場に貢献したいという気持ちはしっかりアピールするようにしましょう。

 

 

3.【年代別】転職回数の多い看護師が転職を成功させる秘訣

【20代】転職歴2回以上は要注意

転職歴が2回の方は、「まだまだ自分は転職回数が少ない」とお考えかもしれませんが、20代であればそれでも注意が必要です。なぜなら、20代の看護師の場合、平均的な転職回数は約1回のため、2回でも多いとみなされる可能性があります。3回以上の方はもれなく要注意です!若くて転職回数が多いと、看護師としてのスキルだけでなく社会人経験も足りないのではないか…?と思われるかもしれないので、以下のポイントを意識するようにしましょう。

 

◇20代の看護師が転職を成功させるポイント◇

・キャリアに一貫性があることを強調する

今までの転職は場当たり的に行ってきたのではなく、「○○の分野でより自分が成長できる環境を模索して転職した」「○○のような看護師になるためには別の環境で学ぶ必要がある必要があると感じた」などといったように、一貫性のあるキャリアを実現するために転職という手段を取ったことを強調しましょう。

 

・各職場で自ら工夫・努力した点を具体的に伝える

自ら行動することなく常に受け身の姿勢で、様々なことを職場のせいにして転職を繰り返す人は、あまり良い印象を与えません。「そこまでやったのなら転職するのも仕方ない」と採用側担当者に納得してもらえるよう、各職場で工夫した点やそれによって得た実績などは、なるべく具体的に伝えるようにしましょう。

 

【30代】転職歴3回以上の方はしっかり対策を

看護師の転職理由のトップである結婚・出産などのライフイベントは20~30代で生じやすいので、30代の皆さんの中には、転職を経験したという方も多いのではないでしょうか。ただ、30代前半で転職回数が3回以上の方や、30代後半でも各職場の在籍期間が3年未満の方の場合は、採用側担当者が懸念する可能性がありますので、しっかりとした対策が必要です。以下に、30代で転職回数が多い看護師さんが転職を成功させるポイントについて解説します。

 

◇30代の看護師が転職を成功させるポイント◇

・後輩指導の経験をアピールする

30代の看護師は後輩を指導・教育する役割を求められることが多いため、プリセプターやチームリーダーの経験がある方はそれを積極的にアピールするのが効果的です。未経験の分野に挑戦する方も、「業務をなるべく早く覚えて、ゆくゆくは今までの経験を活かして後輩の教育に努めたい」などという姿勢を見せると良いでしょう。

 

・子育てと両立できることをしっかり伝える

30代の看護師さんの中には、まだ小さいお子様を育てている方も多いと思います。ですが、“30代で転職回数が多く、子育てのためになるべく融通を利かせてほしい”という看護師は、採用側担当者が欲しいと思う人材とはあまり言えません。無理をする必要はありませんが、後々辛くならない程度に、「子育てをサポートしてもらえる環境が整っており、仕事としっかり両立できる」ということを伝えると良いでしょう。

 

【40代以降】転職回数よりも勤続年数がポイント

プライベートでも様々な変化があったであろう40代以降だと、転職経験があるのはもはや当たり前で、転職回数についても6~7回以上など、多すぎなければそれほど気にされることもありません。反対に、転職回数がそこまで多くなくても、ブランク期間が長かったりして各職場の勤続年数が短い場合は、転職活動において少し苦労するかもしれません。40代以降の看護師の場合、転職回数よりも勤続年数が重要なポイントになりますので、そこを頭に入れて対策するようにしましょう。

 

◇40代以降の看護師が転職を成功させるポイント◇

・即戦力になれることをアピールする

「転職するのは若ければ若いほど良い」とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、一概にそうとも言えません。40代以降の看護師さんは、20代では得られない経験やスキルをたくさんお持ちだと思うので、そのことについて具体的かつ網羅的に面接官に伝えて、即戦力になることをしっかりアピールするのが効果的です。

 

・やる気と柔軟性をアピールする

「家庭と両立しながらゆったり働きたい」とお考えの40代以降の看護師さんは多いと思いますが、それをそのまま伝えてしまうと、「仕事に対するやる気はあるのか?」と誤解されてしまいがちです。また、経験豊富な方は即戦力となる一方で、「今までのやり方に固執していないか」「新しい業務は覚えたくないのではないか」といった懸念を持たれる場合もあります。そのため、「できることは何でもやりたい!」というようにやる気と柔軟性をアピールすることで面接官も安心でき、内定を出してもらえる可能性はグッと上がります。

 

4.しっかり対策すれば転職できる!

最後までお読みいただきありがとうございます。転職回数が多いからといって諦める必要はなく、しっかりと対策すれば転職は成功に導けることをお分かりいただけたでしょうか?大切なのは、ご自身の年代や勤続年数に合わせて対策すること。また、人柄ややる気などであなたの魅力を最大限にアピールし、転職回数をカバーすることも重要です。

ただ、いずれの対策も自分ひとりではなかなか難しいですよね。第三者であるプロが介入することでスムーズに対策でき、また転職回数が多い人にオススメの職場を紹介できたりもするので、ぜひ一度ヤクマッチにお問い合わせいただけたらと思います。医療従事者の資格を持ったアドバイザーが、看護師のみなさんの転職活動を精一杯サポートさせていただきます。

登録完了まで1分 無料で会員登録する