主な業務内容
クリニックでは病院と違い、病床数が少なかったり、無い場合もあります。その為、看護師のメイン業務は診療介助となることが多いです。具体的には、簡単な問診や採血、注射、点滴、バイタル測定、検査説明などを行います。クリニックによっては心電図の測定などを行う場合もあります。これらに加えて、受付がいないクリニックでは看護師が受付対応、電話対応を行ったり、清掃や医療機器の洗浄・準備、備品管理・発注、タオルや衣類の洗濯なども行います。クリニックで働く看護師の仕事を楽だと考えている人もいますが、業務量は多く、てきぱきと動かなければなりません。
クリニックの特徴
次に、クリニックの特徴を見ていきましょう。転職する際に気になる平均収入や人間関係、勤務時間などをまとめてみました。
■給料
クリニックの場合、夜勤手当が無い為、総合病院や大学病院よりも給料が少ないのが特徴です。平均年収は330~400万円程度、平均月収は23~28万円と言われていますが、クリニックによって幅があるようです。経営に勢いがあるクリニックは日勤のみで月収30万円前後支給される場合もあり、特に美容外科は他のクリニックよりも給料が良い場合が多いです。
■人間関係
看護師の業務がメインとなる美容クリニックなどを除くと、クリニックでは看護師やスタッフの数が少ない場合が多いです。少人数であるからこそグループができたり、1人1人の行動が目立つことによってトラブルが発生することもあるようです。ですが、看護師の人数が多い病院に比べると、人間関係の問題は少ないと考えてよいでしょう。病院と異なるのは、看護師も院長との関わりが多いことです。その為、院長との相性が悪いと働きづらかったり、間違っていても従わなければならないことにストレスを感じる場合があります。
■勤務時間
多くのクリニックでは、診療時間を午前・午後で分けています。その為、看護師は午前の診療時間~午後の診療時間まで働くことになるのですが、午前・午後の診療の間には空き時間があります。3~4時間ほど空くこともありますが、この時間は勤務時間ではなく空き時間なので、自宅に帰る人や趣味などで時間を有効活用している人も多いようです。クリニックによっては、空き時間もクリニック内にいなければならないという規定がある場合もあります。実際の勤務時間は1日7時間程度の場合が多いようです。
クリニックで働くメリット・デメリット
最後にクリニックで働くメリットとデメリットを確認しましょう。それぞれ理解をして、自分に合う職場選びに役立ててもらえたらと思います。
メリット |
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<労働環境・条件>
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デメリット |
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<仕事内容>
<労働環境・条件>
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キャリアアドバイザー 飯島