総合病院で働く

総合病院に向いている看護師って?

一般的に、「総合病院」とは、病床が100以上あり、診療科目が5つ以上ある一般病院のことを指します。今ではこの呼び方は、医療法の改正により廃止されました。しかし、最低でも内科や外科、産婦人科に眼科、耳鼻咽喉科などの5つの診療科目があり、いろいろな病気を診てもらえることから、今でも総合病院と呼ばれることが多いようです。

総合病院の看護師に向いているのはどのような人なのか見ていきましょう。

様々な症例を経験したい方・多くの診療科目を学びたい方
単科で運営している病院よりもいろいろな症例を診ることができます。珍しい症例が入ってきやすいのも総合病院です。診療科目も多く、配属の異動希望を出して他の科目を経験したり、自分の働く病棟以外の勉強会に参加をすることもできる場合があります。
手技のスキルアップをしたい方
大学病院の看護師は基本的に、看護技術(静脈注射や採血など)を行いません。これらは基本的に研修医が行い、看護師に行わせないと決められている場合もあるようです。
総合病院の場合は静脈注射、採血、マーゲンチューブの入れ替えなどを看護師が行います。そのため手技を多く経験できる総合病院のほうが、臨床で使える技術を磨きたい人には向いていると言えます。

総合病院の特徴

総合病院の給料や異動について知っていますか?病院によってもちろん異なりますが、一例として参考にしてみてください。

■給料
総合病院で働いている看護師の給料は、平均年収450~500万円、月給30~35万円です。これは25万円前後の基本給に、夜勤手当を含めた金額です。ボーナスは2~3か月分が平均となります。日勤のみの部署(外来、透析室、検査室など)に配属された場合は夜勤がないので、平均年収は350~400万円となります。地域によっても差があり、都心部では月給30万円以上の場合が多いですが、地方では20万円後半の職場が多いようです。
■異動
総合病院は診療科目が多い為、異動が多いイメージがあるでしょう。どのくらいで異動になるのかは人によって様々で、3年以内に異動する人もいれば、10年近く同じ場所で働く人もいます。定期的な異動を行っている病院は、3年のサイクルであることが多いようです。
■福利厚生
総合病院では、一般病院よりも福利厚生が整っている傾向にあります。大きな総合病院の場合、院内保育や寮が敷地内にある場合もあります。院内保育がある場合、結婚・出産を経ても長く働きやすいので、チェックしておくと良いでしょう。また、こういった院内保育がある病院は、子育てに理解のある職場であることが多いです。

総合病院で働くメリット・デメリット

総合病院で働くメリットとデメリットとは何でしょうか。仕事内容と労働環境・条件に分けてみていきましょう。

メリット

<仕事内容>
  • 診療科目が充実しており、幅広く経験ができる
  • 最先端の医療を学べる
  • 珍しい症例を診ることができる
<労働環境・条件>
  • 研修体制が整っており、勉強会も頻繁に行われている
  • 大学病院や国立病院に比べて残業が少ない
  • 大学病院や国立病院に比べて融通が利きやすい
  • 福利厚生が充実している
  • 他職種のスタッフとの結びつきが強い

デメリット

<仕事内容>
  • 診療科目が多い分、専門性が弱くなっていることが多い
  • 患者さんの様態の急変や死に直面することが多い
<労働環境・条件>
  • 残業や夜勤が多く激務
  • 定期的に異動があるが、希望はあまり考慮してもらえないことがある
  • 看護師の入れ替わりが多い
  • 5年目くらいまでは総合病院の給与は高いが、その後大学病院や国立病院に抜かれて逆転する
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