准看護師の看護師転職・求人情報の一覧

准看護師とは厚生労働大臣が認定する国家資格ではなく、都道府県知事が認定する免許になります。そのため正看護師の働き方とは多少異なるのが特徴です。
正看護師の場合基本的には自らの判断で業務を行えるのに対し、准看護師は自らの判断によって業務が行えません。医師もしくは正看護師または歯科医師に指示された業務を行います。
基本的な業務範囲は正看護師となんら変わりません。
そのため血圧・体温・脈拍の測定・点滴・注射・採血・食事や排泄の介助、入浴時の介助、体位変換、手術の補助、夜勤巡回、患者の移送、カルテ記載などを行うことになります。
つまりまとめると正看護師との最も大きな違いは誰かの指示のもとに業務に当たらなければいけないという点です。
准看護師の勤務先としては多い所は病院です。約4割にあたる准看護師が病院で勤務しています。また、次に多いのが診療所です。
正看護師の約7割が病院で働く中、准看護師は様々な勤務先で働いているようです。病院や診療所以外の具体的な勤務先としては、介護施設、訪問看護、居宅サービス、社会福祉施設などです。
＊日本看護協会「平成29年看護関係統計資料集」
准看護師の平均年収は厚生労働省が発表した平成30年賃金構造基本統計調査によると405万円。ちなみに男性の平均年収は431万円、女性の平均年収は402万円です。
現在正看護師と准看護師の総数は約150万人といわれています。しかし、准看護師は養成所の数とともに減少傾向にあることが分かっています。現在では准看護師よりも正看護師の方が需要があり、准看護師が正看護師になれるプログラムが推奨されるようになっています。
実際に一部の都道府県では准看護師課程の新規募集を停止するといった動きも見られ、今後はますます正看護師の需要が増えていくものと考えられます。
ただ、だからといって准看護師が必要というわけではありません。今後少子高齢化がますます進む中で正看護師、准看護師といった資格は関係なく総力戦で医療を支えていかなくてはいけません。今准看護師の資格を持っている方も活躍できるフィールドが多く、様々な貢献をしていくことができるでしょう。