精神病院の看護師転職・求人情報の一覧

精神病院とは、うつ病やパニック障害、統合失調症、双極性障害などの精神的な病気を専門的に診療する医療機関のことです。誠心会が中心となり薬物療法やカウンセリングなどを通して社会復帰のサポートをする指示や助言を行います。
精神病院で働く看護師の役割としては大きく分けて4つあります。
1つ目はコミュニケーションによる心理ケアです。他の診療科と異なり精神科ではコミュニケーションをしっかりとり、患者と医療者間での関係を適切に築くことが重要になってきます。精神科には病識のない患者も多数存在し、服薬拒否をされてしまうケースがあるため関係性を築くことは医療ケアの一つと言えるでしょう。
2つ目は患者状態のアセスメントです。病気の種類によっては自らに起こっている異変を的確に伝えられなかったり、反対に大げさに表現してしまうことがあります。そのため、看護師がしっかりと患者の状態を観察し、正確に医師に伝えることが重要です。
3つ目はセルフケアの援助です。精神病院に入院している患者は自分自身のことをケアできる能力が低下しているケースがあり、看護師が援助する必要があります。例えば入浴介助や髭剃り、トイレへの誘導などです。
4つ目は与薬です。精神科における一般的な治療方法は薬物療法です。そのため、患者に対し継続的に薬を服用してもらうことは看護師にとって非常に重要な役割になります。患者によっては先述したとおり病識がなく薬を服用したがらない方もいます。また、口の中に含んでから、看護師がいなくなった同時に吐き出してしまうというケースもあります。したがって与薬は看護師の業務の中で最も大切な業務のひとつと言えるでしょう。
精神疾患を抱える患者の数は近年大幅に増加しており、平成26年では392万人、平成29人では400万人を超えています。また一般的に知られているうつ病や統合失調症だけでなく認知症などの増加も著しいです。
そのため、今後も精神病院は地域の健康を守る重要な役割を担っていくでしょう。