2交替制(常勤)の看護師転職・求人情報の一覧

看護師は普通の会社員のように日中に働く勤務体系だけでなく、夜勤などの勤務体系もあります。さらに夜勤には大きく分けて三つのパターンがあります。二交代制、三交代制、夜勤専従です。
ここでは看護師が経験することが多い、二交代制の勤務形態について解説していきます。
二交代制とは日勤と夜勤の二つに分けてシフトを割り振る勤務形態のことです。例えば、会社員のように朝8時〜夕方6時までが繰り返し行うことを日勤のみの勤務と言います。二交代制とはそうではなく、1ヶ月の中で朝8時〜夕方6時などの勤務と夕方5時〜朝9時までなどの勤務の両方をこなすという働き方です。
二交代制の特徴は、日勤の勤務時間よりも夜勤の勤務時間の方が長く、その分休憩時間も長く用意されているということ。
1回の夜勤で働く時間が14時間〜16時間程度であることから、仮眠・休憩時間も2〜3時間程度確保されている病院がほとんどです。
ここでは二交代制の看護師が行う一般的なタイムスケジュールの一例を紹介します。
夕方に出勤し、まず日勤看護師との引き継ぎを行います。日中に患者さんの容体が悪化していないか、薬などの変更はないかなど患者さんの機嫌に係る情報を共有していきます。
その後受け持ち患者さんへの巡回です。点滴の交換や体調の変化などを確認していきます。それが終わると配膳や配薬なども行なってきます。担当する患者さんによっては食事が自分では摂取できない方もいるため食事介助が必要なケースがあります。
それが終わると検温、血圧測定、おむつ交換、体位交換などを行い就寝の準備に入ることが多いです。そして夜勤を行う看護師自身も休憩や仮眠をとりながら、巡回やおむつ交換、体位交換など夜間中もケアが必要な患者に対し必要なサポートを行っていきます。
そして朝になると日勤を担当する看護師が出勤してくるので、夜勤中の担当患者さんの体調や情報を引き継ぎ、勤務終了です。
このような流れが二交代制を行う看護師の一般的なタイムスケジュールです。もちろん配属される診療科によって業務内容が異なってくるため必ずしも、このようなタイムスケジュールで進んでいくわけではないので注意が必要です。
入院している患者は夜間に体調が変化することがあります。そのため、夜勤を担当する看護師は非常に重要な役割を担っており、病院の健康を支える大切な人材だと言えるでしょう。